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つい言ってしまうダメな言葉

何気なくいってしまう、子供にとってはショックを受けてしまうような言葉がいくつもあります。

お母さんが良く使うと思われる、代表的なダメな言葉をあげてみます。

そう言われた子供がどう感じているのか、そしてその影響を考えてみましょう。

ちゃんと話を聞いてる?何度も言っているよね?

良く聞く言葉ですが、こういうお母さんは何をしたいのでしょうか?

お母さんは

「聞こえているのに、なんでやってないの?」

と、子供が行動を起こしていない部分にフォーカスしています。

でも子供は聞かれている事、つまり

「聴いているか、聞いていないか」

にしか意識が向きません。

その結果、子供は

「聞いているよ(やってないけど・・・)」

と答えるか、心の中で思うことになります。

もし子供に何か行動を起こしてほしいのなら、聞いているか聞いていないかではなく、やるべき行動にフォーカスしたしつもんをする必要があります。

こんな時につかうといいしつもんは

どうすればやれるようになるかな?

です。

聞いているか聞いていないかを何度聞いたところで、子供は「聞いているよ(やっていないけど・・・)」と返事をするだけです。

 

なんでできないの!

このしつもんをされているお母さんもたくさんいます。

「なんで?」と聞かれると子供は一生懸命に言い訳を探します。

よくお母さんが

「うちの子は言い訳ばかりして困る」

という相談をしてきます。

でも子供はお母さんができない理由を聞くから、それに対する答えを返しているだけです。

それを「言い訳ばかりして・・・」となるわけですから、子供がかわいそうです。

言い訳をするのはその子が悪いのではなく、しつもんの仕方が悪いのです。

しつもんの仕方を変えれば答えも変わります。

関わり方を変えると相手の関わり方も変わります。

相手の行動を変えようとするのではなく、関わり方のひとつとしてしつもんを変える事をおすすめします。

「なんで」というしつもんをやめて

「どうしたら」と解決方法を聞くしつもんをしてください。

 

なんで怒られる前にできないの?

なんでできないの?

に似たダメしつもんです。

しつもんという形をとってはいますが、私が怒る前に言われたことをきちんとしなさいという命令です。

命令は相手の中に反発を生みます。

さらに、お母さんが思うように

お母さんが怒るから、言われたことをやる

そんな子供になってしまったらどうなるでしょう?

「どうして歯磨きをするの?」

「どうして帰ったら手を洗うの?」

と聞いてみてください。

お母さんが怒るからという答えが返ってきたら危険信号です。

お母さんが子供に理解をしてもらいたいのは、歯磨きをしないと虫歯になって将来困るからとか、ばい菌を流して病気を防ぐからということですよね。

子供も言われている行動の理由がわかれば徐々に行動を起こすことができるようになります。

命令では子供の行動を引きだすことはできないということを覚えておきましょう。

 

本当にダメな子ね!

できる子供になって欲しい、いい子に育って欲しい。

そんな気持ちでお母さんは子供にこの言葉を言っているのかもしれません。

そして

どうしてわからないの!

となるわけです。

でもこういわれた子供はどう思うでしょうか?

「そうか、僕はダメな子なんだ。」

と受け止めるのです。

「あなたは馬鹿ね」「どうせできないんだから」のような否定的な言葉も子供は素直に「僕はバカなんだ」「僕は何もできないんだ」と受け止めてしまいます。

怖いのはそう何度も言われていると、「自分はダメな子だ」という前提で行動したり、「自分はバカだから」「自分は何もできないから」と何事にも積極的になれないまま、その後の人生を送るようになることもあるのです。

お母さんの何気ない言葉が、子供の人生をダメにしてしまうこともあるのです。

こういった子供を否定するような言葉は極力使わないようにしてください。

 

やる気はあるの?

お母さんはやる気を出してもらいたくてこういうのですが、この言葉をかけられてやる気を出す人はいません。

こう言うとお母さんの怒りは発散できるかもしれませんが、発散した怒りは他人を嫌な気分にするだけです。

また怒りをぶつけると、相手も怒りで返してくるので喧嘩になることもあります。

仮に子供から

「やる気はあるよ」

という言葉が返ってきたら、お母さんは満足するのでしょうか?

きっとそういう答えが欲しいのではなく、何かに一生懸命になって欲しいのではないでしょうか。

人はわかっていることを何度も言われることに抵抗があります。

言われれば言われるほど、子供のやる気はなくなります。

子供のやる気を出すためには使うべき言葉ではありません。

 

こんなにしてるのに!

お母さんが自分がしていることを認めてほしいときに使う言葉です。

一生懸命なお母さんほど

「自分はこんなにしているのだから、もっと感謝してほしい」

という思いが強くなるもの

そして相手が感謝を返してくれないと感じたときに発せられる言葉です。

こう言われると、相手は責められた気持ちになります。

その結果、感謝していないわけではないのに

「別に頼んでいないし・・・」

「そんなに嫌ならやらなきゃいいじゃん」

「親なんだからやって当然でしょ」

というような言葉を返してしまいます。

感謝の気持ちを返してほしいだけなのにイライラが募るばかり。

「こんなにしてるのに」

こう言っても心が満たされることはないので、使わない方がいいですよね。

 

私が怒っているのは、あなたのためよ!

こういうお母さんをよく見ます。

子供はこう言われたらどう感じるでしょう?

「え、怒りたくて怒ってるんじゃないの?」

と心の中では思うかもしれません。

この言葉を使う時、子供はどうして自分が怒られているのかをわかっていない状態です。

責任を押し付けられた気持ちになるので、子供には反発心が生まれます。

それでも怒られるという面倒な状況を回避するために、納得をしないまま

「謝ればいいんでしょ!」

(怖いからとりあえず謝っておこう)

となります。

これでは本当の問題解決にはなりません。

怒りは自分の側に責任があるものです。

怒りをぶつけても反発するだけです。

責任を転嫁する言葉を使っても何もいいことはありません。

子供を叱るのはいいですが、感情に任せて怒るのはやめましょう。

 

いい加減にしなさい!

お母さんが堪忍袋の緒が切れる寸前に使う言葉です。

「もう優しく話しかける余裕はこちらにはありません」

「もう限界だから、これ以上怒らせないで」

というギブアップ宣言のようなものです。

子供はこう言われても、本当の意味を理解できません。

いい加減にしなさいと言われても、何をどうすればいいのかわからないですよね。

いい加減はもともとは好ましい加減の意味で、「いい加減にしてください」は度が過ぎる場合にはちょうど良くしてくださいという意味でした。

この「いい加減」の度合いは人それぞれです。

お母さんがダメだと思っていても、子供はまだ大丈夫と思っているケースもあります。

子供にしてみたら、そういわれて今している事をやめたり、言われた通りの事をするのは自分の意思とは違います。

お母さんの感覚を一方的に押し付ける言葉ですから、使わないようにしましょう。

 

もう、好きにしなさい

好きにしなさいと言われたら、子供は好きにします。

そして、また怒られるという悪循環になります。

子供にしてみたら

「好きにしなさいって言ったのに、なんで怒るんだ」

ということになります。

お母さんとしては本当は好きにしてほしいのではなく、

「もうお母さんは疲れて、あなたの相手もできなくなりました」

という宣言をしたわけです。

このように本心でもないことを口にして、子供の反応を見て、さらに怒りが倍増するような言葉を使っても、同じことが繰り返されるだけです。

子供が「ごめんなさい」と謝るケースもありますが、それは言葉の効果ではなく、子供がお母さんの様子を察して「これは最終警告だな」と判断したからです。

こうなってしまうと、子供の意思はそこには無く、ただ立場が強いお母さんの希望通りに強制的に物事が進められるようになります。

そのため、次も同じような行動をとらせるためには恐怖を与える必要がでてくるので結果的に、恐怖でしか子供は行動をしなくなってしまう危険性があります。

恐怖で動くようになってしまった子供は自分から行動をすることができなくなります。

さらに指示されないと行動できない大人になってしまう可能性があります。

 

もう、知りません!

もう好きにしなさい!

と同じような言葉です。

「もう、知りません!」

と言われても子供はどうすればいいのかわかりません。

お母さんとしては「本当にあなたのことは知りません」と言っているわけではありません。

子供ともっと関わっていきたいし、愛情も当然あるのです。

でも時間も気持ちも余裕がないときに、言ってしまう言葉です。

親というのはどんな時でも守ってくれる存在なはずです。

その人から「あなたの事はもう知りません」と突き放されたら、意識では反発しながらも、「本当に見捨てられたらどうしよう」と不安を抱きます。

この言葉は無意識下で大きなダメージを子供に与える言葉です。

絶対使ってはいけない言葉の一つです。

 

まとめ

様々なダメな言葉がありました。

これらの言葉を使ってお母さんが子供に本当に伝えたいことは何なのでしょうか?

そのほとんどが、自分の言うことを聞かせるための言葉です。

いうことを聞いてほしいということは、自分が伝えたことを受け止めてほしいということです。

相手に認められたい

そう思っているわけです。

子供に対して

「もっと私の事をわかってほしい」

「私が一生懸命やっているのを認めてほしい」

そう言っているんです。

子供に期待しているということでもあります。

こう育って欲しい、こうなって欲しいというのは全て期待です。

子供に伝わらない理由は、

「その期待は誰のためにかけているのか」

ということにあります。

なぜなら期待は自分のためにかけるのですから。

期待は相手からしたら、ただの押し付けです。

人は押し付けには無条件に反発します。

お母さんがどんなに伝えようとしても思いがストレートに子供に伝わることはありません。

親としての思いを子供に伝えたいのなら、

「私が怒らないで済むようにしてほしい」

という期待の状態ではなく、

「この子がこの子らしくいられたらいい」

という愛の状態になる必要があります。

子供に思いを押し付けるのではなく、自分の本当の想いを伝えられる状態になるように改善をしていきましょう。

 

参照文献:イライラしない子育ての本~怒らずに子どもを伸ばすコーチング~

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